もし、借金を債務整理で処分したのなら、しばらくの間は、借入を行うことは不可能になります。
この状態は、債務整理の方法によって解除されるまでの時間が変わります。
けれども、収入が安定していて、継続して今の勤務先に勤め続けているのなら、貸金業者の審査基準によっては、問題なく審査をパスできるかもしれません。
どの債務整理を行ったかによって借入ができる可能性が異なりますが、任意整理が最も高く、次が個人再生、最後が自己破産になります。
債務整理は借金の清算に有効な手段ですが、債務総額の何%の免除が期待できるかは誰もが興味を持つところではないでしょうか。
これを把握したい場合、弁護士事務所などの無料相談で状況を説明すると間違いありません。
ですが、少しハードルが高いですよね。
このようなケースでは、ネットには最適な債務整理を診断してくれるサービスがあるため、こうしたサービスを使ってみるのも一つの手でしょう。
債務整理をしたいけれど、車は手元に置いておきたいというのであれば、車のローンは継続して払い続けて、任意整理などを行えば、車は手放さずに済む可能性があります。
とはいえ、債務整理後も車の所有が続けられるかどうかは、債務者が日常生活を送る上で、車の有無がどれだけ影響を与えるかで違います。
車がない場合でも生活が成り立つようならば、所有を認められない可能性も高いので、担当の弁護士などと打ち合わせをして、車を手放せない理由について説得できるようにしておきましょう。
債務整理で借金を整理したとしても、本人以外の家族が不利益を被る可能性は低いです。
身内の中に借金がかさんで債務整理をしたという人がいても、その影響を受けるのは債務整理をした当事者だけなので、家族はそのまま借入やクレジットカードの利用を続けることも問題ありません。
とはいえ、そうとは限らない場合があります。
もしも借金の保証人が家族の名義になっているのならば、その家族が本人の債務を負うことになるため、注意が必要です。
もし独身時代に借金を債務整理で処分し、ブラックになっている人は、結婚して相手の苗字になったとしても金融機関のローンが利用できるようになる訳ではありません。
ローンなどの審査をする時、金融機関は名前だけを確認するのではなく、その他の情報を照らし合わせてブラックリストを確認します。
要するに名寄せを使っているのです。
これで分かるように、結婚で苗字だけが変わっても独身時代からのブラックが続くことになります。
一口に債務整理と言っても、具体的には、任意整理や個人再生、自己破産、特定調停を指します。
多くの人が、任意整理で借金を清算しますが、裁判所が関与しないので手続きが容易なこと、さらに時間がかからないので、選ぶ人が多いようです。
担当する弁護士や司法書士が、受任通知を各業者に送付するので、暫定的ではありますが、取り立て行為を止めることができます。
一方、個人再生や自己破産、または特定調停で債務整理を行うとなると、まず間違いなく裁判所を通すことになります。
一度でも債務整理をした人は、これからもお金を借ることができるのどうかは、誰しも気になる問題でしょう。
法律上は、特に債務整理を行った人に借入などの制限がかかるようなことはありません。
そのため、絶対に借入できないというわけでもありません。
けれども、ほとんどの消費者金融や銀行での融資は厳しいでしょう。
ですが、中小の金融機関においては、場合によってはキャッシングが可能なこともあるので、諦めることはありません。
一般的に、債務整理は弁護士に頼むことになると思いますが、その時に重要になるのが委任状という書類です。
これは、弁護士が債務整理の手続きについて委任を受けていることを証明するために使うものです。
委任契約が結ばれると、弁護士が送った受任通知を業者が受け取ると、業者からの催促の電話や郵便もストップします。
弁護士は、法的に債務者の代理人の立場になり、業者との話し合いや訴訟の手続きなどを、本人の代わりに進めてくれます。
節度ある使い方をしている場合、大変役に立つクレジットカードでも、使い過ぎると、毎月の返済が困難になります。
この場合、債務整理をすれば、債務の減額を認められたり、返済が可能な範囲に収めて完済を目指せます。
しかし、当然ながら債務整理をすればカードの利用ができなくなりますし、返済できなかった品物は、クレジット会社によって引き上げの対象になるかもしれません。
債務整理を行う場合、弁護士事務所などにお願いする人が多いですが、料金がかかります。
支払えない借金があるから債務整理したいのにと言う方も多いのですが、仕方のないことでしょう。
でも、状況に応じて、分割で支払ったり、支払いが債務整理後でもOKだという事務所もありますから、初めから諦めずに、まずは相談してみてください。